M.2インターフェイスカードとは?
近年、PCの高速化が著しい中、その立役者の一つとして注目されているのがM.2インターフェイスカードです。
従来の2.5インチSSDとは異なり、小型・高速なデータ転送を実現し、ノートPCやデスクトップPCのパフォーマンスを飛躍的に向上させます。
しかし、M.2インターフェイスカードといっても種類や機能は様々で、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、M.2インターフェイスカードとは何か、そのメリットやデメリット、そして選び方、おすすめ製品などを詳しく解説していきますが、製品選びにこのような悩みはないでしょうか?
製品の選び方が、よくわからないわ?
複数のM.2 SSDを搭載できる製品が、よくわからないな?
今回は、このような悩みを解決して行きたいと思います。
このブログ記事を読めば、あなたに最適なM.2インターフェイスカードを見つけ、爆速PCを実現するための第一歩を踏み出すことができるでしょう。
M.2インターフェイスカードのメリット・デメリット
M.2インターフェイスカードは、M.2 SSDなどの拡張機能を追加するための小型かつ高速な拡張カードです。
デスクトップパソコンにM.2 SSDを追加で搭載きるため、手軽にパソコンの性能をアップグレードできます。
しかし、M.2インターフェイスカードにもメリットとデメリットが存在します。
ここでは、M.2インターフェイスカードを導入する前に知っておくべきポイントをわかりやすく解説します。
【M.2インターフェイスカードのメリット・デメリット】
M.2インターフェイスカードのメリット
M.2インターフェイスカードは、PCIeやSATAなどの高速インターフェースに対応しており、従来の拡張カードよりも圧倒的に高速なデータ転送速度を実現できます。
特に、NVMe(Non-Volatile Memory Express)規格に対応したM.2 SSDは、従来のSATA SSDと比べて最大5倍以上も高速で、データの読み書き速度が大幅に向上します。
高速なデータ転送は、以下の点にメリットをもたらします。
- OSの起動やアプリケーションのロードが高速化
- 動画編集やゲームなどの処理速度が向上
- 大容量ファイルの転送時間が短縮
ゲーミングPCなど、パフォーマンスが重要な用途において、M.2インターフェイスカードは大きな恩恵をもたらします。
M.2インターフェイスカードのデメリット
M.2インターフェイスカードは、従来の拡張カードと比べて価格が高い傾向があります。特に、高性能なM.2 SSDインターフェイスカードは、数万円以上するものもあります。
M.2インターフェイスカードは、こんな場合におすすめです。
【おすすめの使い方】
- 写真編集や動画編集で、サクサク作業したい場合
- ゲームで快適なプレイを楽しみたい場合
- 大容量データを扱うことが多い場合
- デスクトップPCをもっとパワーアップさせたい場合
M.2インターフェースカードで、あなたのデスクトップPCを爆速化しましょう!
おすすめM.2インターフェイスカード
M.2インターフェイスカードは、M.2 SSDを接続し、PCのパフォーマンスを大幅に向上させることができる拡張カードです。
近年、M.2 SSDの性能が向上し、価格も低下してきたことから、M.2インターフェイスカードを利用するユーザーも増えています。
しかし、M.2インターフェイスカードには様々な種類があり、どれを選べばいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、2024年最新のおすすめM.2インターフェイスカードをご紹介します。
ASUS HYPER M.2 X16 GEN 4 CARD
ASUS HYPER M.2 X16 GEN 4 CARDは、最大4つのNVMe M.2 SSDを接続し、高速なストレージを実現する拡張カードです。
PCIe 4.0/3.0に対応しており、AMD TRX40/X570プラットフォームではPCIe 4.0 NVMe RAID、インテル®プラットフォームではRAID-on-CPU機能をサポートします。
【製品の特徴】
- 最大4つのNVMe M.2 SSDをサポート: 2242、2260、2280、22110フォームファクターに対応
- PCIe 4.0/3.0に対応: 最新の高速インターフェースに対応
- AMD TRX40/X570 PCIe 4.0 NVMe RAID対応: 高速なRAIDストレージを構築可能
- インテル®プラットフォーム RAID-on-CPU機能対応: 既存のマザーボードでRAID機能を利用可能
- 最大256 Gbpsの帯域幅: 高速なデータ転送を実現
- 二相電源ソリューション: 最新のNVMeドライブを安定的に動作させる
- 大型ヒートシンクとアクティブファン: M.2 SSDを冷却し、安定した動作を実現
- サーバーグレードPCB: 高い信頼性と耐久性
- PCIe分岐設定による他社製マザーボードのサポート: 幅広い互換性
おすすめの使い方は、以下の通りです。
【おすすめの使い方】
- 高速なストレージを求める方: 高性能なNVMe M.2 SSDを複数台接続したい方
- RAIDストレージを構築したい方: AMD TRX40/X570プラットフォームでPCIe 4.0 NVMe RAID、またはインテル®プラットフォームでRAID-on-CPU機能を利用したい方
- ワークステーションやサーバー向けの高速ストレージが必要な方: 大容量のデータを扱うワークフローや、サーバーアプリケーションのパフォーマンス向上に
ASUS HYPER M.2 X16 GEN 4 CARDは、高性能なNVMe M.2 SSDを複数台接続し、高速なストレージを実現したい方におすすめの拡張カードです。
PCIe 4.0/3.0、AMD TRX40/X570 PCIe 4.0 NVMe RAID、インテル®プラットフォーム RAID-on-CPU機能など、最新技術に対応しており、幅広い用途で活用できます。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | RAID M.2 |
ロープロ対応 | |
Mac対応 |
玄人志向 M.2H-PCIE
M.2H-PCIEは、M.2 NVMe SSDをPCI Express x4~x16スロットへ接続することが可能になる変換ボードです。
M.2スロットのないマザーボードにも、PCI Expressスロットを介してM.2 NVMe SSDを増設することができます。
【製品の特徴】
- M.2 NVMe SSDをPCI Express x4~x16スロットへ接続可能
- ヒートシンクと熱伝導シート付属で、効果的にSSDを冷却
- PCIe Gen.4 x4接続をサポートで、SSDの性能を効果的に活用
- ブートドライブとして使用可能で、高速OS起動
- ロープロファイルブラケット付属
おすすめの使い方は、以下の通りです。
【おすすめの使い方】
- M.2スロットのないマザーボードにM.2 NVMe SSDを増設したい方
- M.2 NVMe SSDの性能を最大限に引き出したい方
- 高速OS起動を実現したい方
- スリムPCにM.2 NVMe SSDを増設したい方
M.2H-PCIEは、M.2 NVMe SSDをPCI Expressスロットへ接続したい方におすすめの変換ボードです。
ヒートシンクと熱伝導シートが付属しているので、SSDを冷却しながら安定した動作を実現することができます。
また、PCIe Gen.4 x4接続をサポートしているので、M.2 NVMe SSDの性能を最大限に引き出すことができます。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 |
センチュリー NVMeを増やしタイ (CIF-M2NV)
NVMeを増やしタイ (CIF-M2NV)は、PCI Express 4.0に対応したM.2 NVMe SSD増設用インターフェイスカードです。
M.2 NVMe SSDを1基増設することで、OS起動やデータアクセスの高速化を実現します。
【製品の特徴】
- M.2 NVMe SSDを1基増設可能
- 放熱性に優れた大型アルミ製ヒートシンク搭載
- 最大64Gbps(理論値)の高速転送に対応
- ロープロファイルブラケット付属
- PCI Express 3.0/4.0に対応
おすすめの使い方は、以下の通りです。
【おすすめの使い方】
- OS起動やデータアクセスを高速化したい方
- 最新規格のM.2 NVMe SSDを利用したい方
- スリムPCにM.2 NVMe SSDを増設したい方
NVMeを増やしタイ (CIF-M2NV)は、M.2 NVMe SSDを1基増設することで、OS起動やデータアクセスの高速化を実現できるインターフェイスカードです。
放熱性に優れたヒートシンクを搭載し、安定した動作を実現します。また、PCI Express 3.0/4.0に対応しているので、幅広い環境で使用できます。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 |
ASRock Blazing Quad M.2 Card
ASRock Blazing Quad M.2 Cardは、PCI Express 5.0 x16インターフェースに対応したM.2 SSD増設カードです。
最大4基のM.2 SSD (2242/2260/2280/2580/22110/25110) を搭載し、Gen5 x4 規格で最大128Gbpsの高速転送を実現します。
【製品の特徴】
- PCI Express 5.0 x16インターフェース対応: 最新規格のPCI Express 5.0に対応し、前世代の2倍の帯域幅を実現します。
- 4基のM.2 SSDスロット搭載: 最大4基のM.2 SSDを増設でき、ストレージ容量を大幅に拡張できます。
- XXLアルミ冷却フィンとデュアルファン搭載: 高速なM.2 SSDの発熱を効率的に冷却し、安定した動作を維持します。
- 45度角度スロット配置: 信号経路を短縮し、高速データ転送時の信号品質を向上させます。
- M.2 ステータスLED搭載: カード側面から見えるLEDで、各M.2 SSDの読み書き状態を簡単に確認できます。
おすすめの使い方は、以下の通りです。
【おすすめの使い方】
- 高速なストレージを必要とするプロユーザー向け (動画編集、3D制作など)
- ゲーミングPCで高速なロード時間や大容量ストレージを求める方
- 複数台のM.2 SSD を効率的に管理したい方
ASRock Blazing Quad M.2 Cardは、PCI Express 5.0対応の高速M.2 SSDを複数台搭載し、圧倒的なストレージ性能を実現する拡張カードです。
XXL冷却フィンやデュアルファンなどにより、安定した動作を維持します。高性能なストレージ環境を求める方に最適です。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | |
Mac対応 |
AINEX AIF-11
AIF-11は、M.2 NVMe SSDをPCI Expressスロットに変換する拡張カードです。
一般的なPCI Expressカードとは異なり、M.2 NVMe SSDを基板上面に取り付けられるため、大型グラフィックカードを搭載している環境でも利用できます。
【製品の特徴】
- 高速なM.2 NVMe SSDをPCI Expressスロット搭載パソコンで使用可能
- 基板上面にM.2 NVMe SSDを取り付けられる
- 大型グラフィックカード搭載環境に最適
- ヒートシンク搭載でM.2 SSDを冷却
- 2230/2242/2260/2280のカードタイプに対応
- フルハイト用とロープロファイル用のブラケットが付属
おすすめの使い方は、以下の通りです。
【おすすめの使い方】
- 大型グラフィックカードを搭載している環境でM.2 NVMe SSDを使用したい方
- スロット数の少ないマザーボードでM.2 NVMe SSDを増設したい方
- M.2 NVMe SSDの冷却を効率化したい方
AIF-11は、M.2 NVMe SSDをPCI Expressスロットに変換する拡張カードです。
基板上面にM.2 NVMe SSDを取り付けられるため、大型グラフィックカード搭載環境でも利用できます。
ヒートシンク搭載でM.2 SSDを冷却し、安定した動作を実現します。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 |
QNAP QM2-2P2G2T
QNAP QM2-2P2G2Tは、M.2 NVMe SSD 2基と2.5GbEポート2基をQNAP NASに追加できる拡張カードです。
M.2 SSD キャッシングと高速 2.5GbE ネットワーク接続を 1 つのソリューションで実現し、NAS 性能を向上させ、2.5GbE ネットワークへのアップグレードを低コストで実現します。
PCIe カードである QM2-2P2G2T は 3.5 インチ ドライブベイを占拠しないため、ストレージ容量に影響を与えることなく NAS をアップグレードできます。
【製品の特徴】
- M.2 NVMe SSD 2基を NAS に追加
- 2.5GbE ネットワークポート 2基を NAS に追加
- M.2 SSD キャッシングによる NAS 性能の向上
- 2.5GbE ネットワーク接続による高速データ転送
- 静音冷却モジュールによる安定した動作
- M.2 SSD 温度監視機能
- LED インジケータによる M.2 SSD 状況の確認
- 3.5 インチ ドライブベイを占拠しない
おすすめの使い方は、以下の通りです。
【おすすめの使い方】
- M.2 NVMe SSD による高速ストレージを求めている方
- 2.5GbE ネットワークで NAS を高速化したい方
- NAS のストレージ容量を拡張したい方
- 静音性の高い NAS 環境を求めている方
QNAP QM2-2P2G2Tは、M.2 NVMe SSD キャッシングと高速 2.5GbE ネットワーク接続を 1 つのソリューションで実現する拡張カードです。
NAS 性能の向上と 2.5GbE ネットワークへのアップグレードを低コストで実現したい方におすすめです。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 LAN |
イーサネット規格 | 10BASE-T(10Mbps) 100BASE-TX(100Mbps) 1000BASE-T(1000Mbps) 2.5GBASE-T(2500Mbps) |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 |
QNAP QM2-2P410G1T
QNAP QM2-2P410G1Tは、M.2 NVMe SSD 2基と10GbEポート1基をQNAP NASに追加できる拡張カードです。
M.2 NVMe SSD キャッシングと高速10GbEネットワーク接続を1つのソリューションで実現し、NAS性能を向上させ、10GbEネットワークへのアップグレードを低コストで実現します。
PCIeカードであるQM2-2P410G1Tは3.5インチドライブベイを占拠しないため、ストレージ容量に影響を与えることなくNASをアップグレードできます。
【製品の特徴】
- M.2 NVMe SSD 2基をNASに追加
- 10GbEネットワークポート1基をNASに追加
- M.2 NVMe SSD キャッシングによるNAS性能の向上
- 高速10GbEネットワーク接続による高速データ転送
- 静音冷却モジュールによる安定した動作
- M.2 SSD温度監視機能
- LEDインジケータによるM.2 SSD状況の確認
- 3.5インチドライブベイを占拠しない
おすすめの使い方は、以下の通りです。
【おすすめの使い方】
- M.2 NVMe SSDによる高速ストレージを求めている方
- 10GbEネットワークでNASを高速化したい方
- NASのストレージ容量を拡張したい方
- 静音性の高いNAS環境を求めている方
QNAP QM2-2P410G1Tは、M.2 NVMe SSD キャッシングと高速10GbEネットワーク接続を1つのソリューションで実現する拡張カードです。
NAS性能の向上と10GbEネットワークへのアップグレードを低コストで実現したい方におすすめです。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 LAN |
イーサネット規格 | 100BASE-TX(100Mbps) 1000BASE-T(1000Mbps) 2.5GBASE-T(2500Mbps) 5GBASE-T(5000Mbps) 10GBASE-T(10000Mbps) |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 |
QNAP QM2-2P410G2T
QNAP QM2-2P410G2Tは、M.2 NVMe SSD 2基と10GbEポート2基をQNAP NASに追加できる拡張カードです。
M.2 NVMe SSD キャッシングと高速10GbEネットワーク接続を1つのソリューションで実現し、NAS性能を向上させ、10GbEネットワークへのアップグレードを低コストで実現します。
PCIeカードであるQM2-2P410G2Tは3.5インチドライブベイを占拠しないため、ストレージ容量に影響を与えることなくNASをアップグレードできます。
【製品の特徴】
- M.2 NVMe SSD 2基をNASに追加
- 10GbEポート2基をNASに追加
- M.2 NVMe SSD キャッシングによるNAS性能の向上
- 高速10GbEネットワーク接続による高速データ転送
- 静音冷却モジュールによる安定した動作
- M.2 SSD温度監視機能
- LEDインジケータによるM.2 SSD状況の確認
- 3.5インチドライブベイを占拠しない
おすすめの使い方は、以下の通りです。
【おすすめの使い方】
- M.2 NVMe SSDによる高速ストレージを求めている方
- 10GbEネットワークでNASを高速化したい方
- NASのストレージ容量を拡張したい方
- 静音性の高いNAS環境を求めている方
QNAP QM2-2P410G2Tは、M.2 NVMe SSD キャッシングと高速10GbEネットワーク接続を1つのソリューションで実現する拡張カードです。
NAS性能の向上と10GbEネットワークへのアップグレードを低コストで実現したい方におすすめです。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 LAN |
イーサネット規格 | 100BASE-TX(100Mbps) 1000BASE-T(1000Mbps) 2.5GBASE-T(2500Mbps) 5GBASE-T(5000Mbps) 10GBASE-T(10000Mbps) |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 |
StarTech.com PEX4M2E1
StarTech.com PEX4M2E1は、PCI Express M.2 SSD (NVMeまたはAHCI)をコンピュータのPCI Expressスロットに接続するための拡張カードです。
M.2 SSDを高速なPCI Expressインターフェースで接続することで、データアクセス速度とシステム性能を向上させることができます。
【製品の特徴】
- パフォーマンスの向上: M.2 SSDをPCI Express経由で接続することで、従来のSATA接続よりも高速なデータ転送速度を実現できます。
- 幅広い互換性: PCIe 3.0マザーボードおよびPCIe 2.0/1.0と下位互換性があり、M.2 NVMe SSD (M-Key / NGFF) およびM.2 AHCI SSDに対応しています。
- 2242、2260、2280、および22110ドライブに対応
- 簡単セットアップ: M.2 PCIe 3.0 x4アダプターは、OSのネイティブサポートにより、スピーディーなインストールと簡単なセットアップを実現します。
- 標準&ロープロファイル: 標準プロファイルブラケットを装備し、薄型スモールフォームファクタのパソコンにも取り付けられるようロープロファイルブラケットが同梱されています。
- StarTech.comの30年以上の経験とサポート: StarTech.comは、30年以上に渡りITプロ仕様の製品を展開しており、メーカーによる製品に関する質問や相談の無料・無期限対応を提供しています。
おすすめの使い方は、以下の通りです。
【おすすめの使い方】
- M.2 SSDを高速なPCI Expressインターフェースで接続したい方
- システム性能を向上させたい方
- データアクセス速度を向上させたい方
- 2242、2260、2280、または22110サイズのM.2 SSDを使用している方
- 標準プロファイルまたはロープロファイルのブラケットが必要な方
StarTech.com PEX4M2E1は、M.2 SSDをPCI Expressインターフェースで接続して、データアクセス速度とシステム性能を向上させるための拡張カードです。
幅広い互換性と簡単なセットアップにより、様々なニーズに対応できる製品です。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | ○ |
StarTech.com PEXM2SAT3422
StarTech.com PEXM2SAT3422は、PCI ExpressスロットにM.2 SSD 2基とSATAポート2基を追加できる拡張カードです。
M.2 SSDを高速なPCI Expressインターフェースで接続し、従来のSATA接続よりも高速なデータアクセス速度を実現できます。
また、RAID 0、1、10、JBODなどのハードウェアRAID構成に対応しており、データの保護とパフォーマンスの向上を実現します。
【製品の特徴】
- ストレージ機能の拡張: PCIe経由でM.2 SATAポート2基と7ピンSATAポート2基を追加します。
- 汎用性の高いハードウェアRAIDに対応: ハードウェアRAID 0, 1, 10 (1+0), JBOD (Just a Bunch of Disks)に対応しています。
- 幅広い互換性: すべての標準SATAおよびM.2 NGFFドライブサイズ(22110、2280、2260、2242、2230)に対応しています。
- 作業効率の向上: 高性能ハードウェアRAIDアレイによるデータの保護とバックアップ、またはストレージの拡張が可能です。
おすすめの使い方は、以下の通りです。
【おすすめの使い方】
- M.2 SSDを高速なPCI Expressインターフェースで接続したい方
- ストレージ容量を拡張したい方
- データの保護とパフォーマンスの向上を実現したい方
- 22110、2280、2260、2242、2230サイズのM.2 SSDを使用している方
- RAID 0、1、10、JBODなどのハードウェアRAID構成を利用したい方
StarTech.com PEXM2SAT3422は、M.2 SSDとSATAストレージを拡張し、パフォーマンスとデータ保護を向上させるための拡張カードです。
幅広い互換性とRAID機能により、様々なニーズに対応できる製品です。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | SATAIII RAID M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 | ○ |
SILVERSTONE ECM28
SILVERSTONE ECM28は、1UサイズのサーバーやNASにM.2 SSDを2基増設できるPCI Express拡張カードです。
M.2 NVMe SSD 1基とM.2 SATA SSD 1基を同時に搭載することができ、PCIe Gen4とSATA 6Gbpsに対応しています。
【製品の特徴】
- コンパクトな設計: 高さわずか32mmなので、1UサイズのサーバーやNASに簡単に搭載できます。
- 高速データ転送: PCIe Gen4とSATA 6Gbpsに対応し、高速なデータ転送を実現します。
- M.2 NVMe SSDとM.2 SATA SSDの同時搭載: M.2 NVMe SSD 1基とM.2 SATA SSD 1基を同時に搭載することができます。
- LEDステータスインジケーター: M.2 SSDの状態をLEDインジケーターで確認することができます。
- PCIe CLKREQ# 機能対応: 一部のM.2 SSDで必要なPCIe CLKREQ#信号に対応しています。
おすすめの使い方は、以下の通りです。
【おすすめの使い方】
- 1UサイズのサーバーやNASのストレージ容量を拡張したい方
- M.2 NVMe SSDとM.2 SATA SSDを同時に使用したい方
- 高速なデータ転送を実現したい方
SILVERSTONE ECM28は、1UサイズのサーバーやNASにM.2 SSDを2基増設できるコンパクトで高速なPCI Express拡張カードです。
ストレージ容量の拡張や高速データ転送を求めている方におすすめです。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | |
Mac対応 |
SILVERSTONE ECM27
SILVERSTONE ECM27は、M.2 SSDを3基増設できるPCI Express拡張カードです。
1スロットはM.2 NVMe SSD (M key) 用でPCIe x4インターフェースに対応し、2スロットはM.2 SATA SSD (B key) 用です。
M.2 SSDを高速なPCI Expressインターフェースで接続することで、データアクセス速度とシステム性能を向上させることができます。
【製品の特徴】
- 3基のM.2 SSDスロット: M.2 NVMe SSD 1基とM.2 SATA SSD 2基を同時に搭載することができます。
- 高速データ転送: PCIe Gen4とSATA 6Gbpsに対応し、高速なデータ転送を実現します。
- 長さ2230、2242、2260、2280のM.2 SSDに対応
- ロープロファイル拡張スロット付属: ロープロファイルシャーシにも対応しています。
- PCIe CLKREQ# 機能対応: 一部のM.2 SSDで必要なPCIe CLKREQ#信号に対応しています。
おすすめの使い方は、以下の通りです。
【おすすめの使い方】
- M.2 SSDを3基増設したい方
- ストレージ容量を拡張したい方
- 高速なデータ転送を実現したい方
- ロープロファイルシャーシを使用している方
SILVERSTONE ECM27は、M.2 SSDを3基増設できる高速で汎用性の高いPCI Express拡張カードです。
ストレージ容量の拡張や高速データ転送を求めている方におすすめです。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | ○ |
Mac対応 |
SPARKLE PCIe GEN4 QUAD M.2 RISER
SPARKLE PCIe GEN4 QUAD M.2 RISERは、PCIe 4.0 x16インターフェースを備え、最大4枚のNVMe M.2 SSDを高速接続できる拡張カードです。
最大256Gbpsの転送帯域幅を実現し、高速なデータ転送とストレージ拡張を可能にします。
【製品の特徴】
- 最大4枚のNVMe M.2 SSDをサポート: M.2 Key タイプ 2242/2260/2280/22110をサポートし、最大4枚のNVMe M.2 SSDを同時使用できます。
- 高速PCIe 4.0 x16インターフェース: PCIe 4.0 x16インターフェースに対応し、最大256Gbpsの転送帯域幅を実現します。
- RAID 0、1、10に対応: Intel® VROCおよびAMD RAIDXpert2をサポートし、RAID 0、RAID 1、RAID 10を構築できます。
- 冷却性能を向上: 50mmと60mmのデュアルファンと8つの温度センサーを搭載し、M.2 SSDを安定的に冷却します。
- M.2 LEDインジケーター: M.2 SSDの状態を示すLEDインジケーターを4つ搭載しています。
おすすめの使い方は、以下の通りです。
【おすすめの使い方】
- 高速なストレージ環境を構築したい方
- M.2 SSDを複数枚使用したい方
- RAID 0、1、10を構築したい方
- M.2 SSDの冷却性能を向上させたい方
SPARKLE PCIe GEN4 QUAD M.2 RISERは、最大4枚のNVMe M.2 SSDを高速接続できる拡張カードです。
高速なデータ転送、RAID機能、優れた冷却性能により、高性能なストレージ環境を構築したい方におすすめです。
スペック | |
対応バス | PCI-Express |
対応インターフェイス | M.2 |
ロープロ対応 | |
Mac対応 |
M.2インターフェイスカードの選び方
M.2インターフェイスカードは、M.2 SSDをマザーボードに接続するための拡張カードです。
M.2 SSDは、従来のHDDやSSDよりも圧倒的に高速なストレージデバイスですが、マザーボードによっては直接接続できない場合があります。
M.2インターフェイスカードを使えば、M.2 SSDをあらゆるマザーボードで利用することができ、PCのパフォーマンスを大幅に向上させることができます。
しかし、M.2インターフェイスカードには様々な種類があり、それぞれ異なる機能や性能を持っています。
どのようなM.2インターフェイスカードを選べばいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこで、次のセクションでは、M.2インターフェイスカードの選び方のポイントを詳しく説明します。
対応バスで選ぶ
M.2インターフェイスカードを選ぶ上で、最も重要なポイントの一つが対応バスです。
対応バスとは、M.2インターフェイスカードとマザーボードが接続する規格であり、転送速度に大きく影響します。
【対応バス選びのポイント】
M.2インターフェイスカードで最も一般的な対応バスは「PCIe x4」です。PCIe x4は、1レーンあたり最大1GB/sの転送速度を実現する高速な規格であり、M.2 SSDの性能を最大限に引き出すことができます。
PCIe x4対応のM.2インターフェイスカードは、主にデスクトップPC向けです。ノートPCの場合は、M.2インターフェイスカードに対応していない場合があります。
スリムPCの場合は、ロープロファイル対応か確認する必要があります。ロープロファイル対応であれば、スリムなPCケースにも搭載できる場合があります。
PCIe x4以外の対応バスとしては、以下のようなものがあります。
- PCIe x1: PCIe x4よりも転送速度が遅くなりますが、比較的安価な製品が多いです。
- PCIe x2: PCIe x4よりも転送速度が遅くなりますが、PCIe x1よりも高速です。
M.2 SSDの性能を最大限に活かしたい場合は、PCIe x4対応のM.2インターフェイスカードを選びましょう。
イーサーネット規格で選ぶ
M.2インターフェイスカードの中には、2.5GBASE-Tや10GBASE-Tといった高速なイーサーネット規格に対応した製品があります。
これらの規格に対応した製品を使えば、従来のギガビットイーサネットよりも大幅に高速なネットワーク接続を実現することができます。
【イーサーネット規格】
2.5GBASE-Tは、ギガビットイーサネットの約2.5倍の速度である2.5Gbpsの通信速度を実現する規格です。オンラインゲームや動画配信など、大量のデータ転送が必要となる用途に最適です。
10GBASE-Tは、ギガビットイーサネットの約10倍の速度である10Gbpsの通信速度を実現する規格です。大容量ファイルの転送や、複数台のPCを高速なネットワークで接続するような用途に最適です。
イーサーネット規格を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
- ご自身のネットワーク環境: ご自身のネットワーク環境が2.5GBASE-Tや10GBASE-Tに対応しているかどうか確認する必要があります。
- 使用目的: オンラインゲームや動画配信など、大量のデータ転送が必要となる用途であれば、2.5GBASE-T以上の高速な規格がおすすめです。
- 予算: 2.5GBASE-Tや10GBASE-T対応のM.2インターフェイスカードは、ギガビットイーサネット対応のものよりも高価です。
M.2インターフェイスカードでイーサーネット規格を利用するメリット
- 高速なネットワーク接続: 従来のギガビットイーサネットよりも大幅に高速なネットワーク接続を実現することができます。
- 安定した通信: 高速なネットワーク接続により、オンラインゲームや動画配信などの際に、ラグやカクつきを抑えることができます。
- 将来性: 将来、より高速なネットワーク規格が登場した場合でも、M.2インターフェイスカードであれば、比較的容易にアップグレードすることができます。
M.2インターフェイスカードでイーサーネット規格を利用するデメリット
- 価格: ギガビットイーサネット対応のものよりも高価です。
- 対応製品: すべてのM.2インターフェイスカードがイーサーネット規格に対応しているわけではありません。
- ネットワーク環境: ご自身のネットワーク環境が2.5GBASE-Tや10GBASE-Tに対応しているかどうか確認する必要があります。
M.2インターフェイスカードは、M.2 SSDを接続するだけでなく、高速なネットワーク接続を実現することもできます。
イーサーネット規格を選ぶ際は、ご自身のネットワーク環境や使用目的、予算などを考慮して、最適な製品を選びましょう。
機能で選ぶ
M.2インターフェイスカードは、M.2 SSDを接続し、ストレージの高速化を実現するだけでなく、様々な機能を搭載することで、PCライフをより快適なものにしてくれます。
ここでは、M.2インターフェイスカードを選ぶ際に役立つ、主な機能について解説します。
【機能選びのポイント】
1. RAID対応
RAID(Redundant Array of Independent Disks)は、複数のHDDやSSDを組み合わせて1つの論理的なストレージデバイスとして利用する技術です。RAID対応のM.2インターフェイスカードを使えば、M.2 SSDを複数台組み合わせてRAIDを構築し、データの冗長化やパフォーマンスの向上を実現することができます。
RAIDには様々な種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。用途や目的に合ったRAIDレベルを選択することが重要です。
代表的なRAIDレベル
- RAID 0: 複数のストレージデバイスを束ねて容量と速度を向上させる
- RAID 1: 2つのストレージデバイスをミラーリングし、データの冗長化を図る
- RAID 5: 3つ以上のストレージデバイスを束ねて容量と冗長性を向上させる
RAID対応のM.2インターフェイスカードは、主にデータの保存量を増やしたい方や、データの安全性に高い関心を持つ方におすすめです。
2. Mac対応
近年、Macユーザーの間でもM.2 SSDの利用が盛んになっています。MacでM.2 SSDを利用するには、Macに対応したM.2インターフェイスカードが必要です。
Mac対応のM.2インターフェイスカードは、Thunderbolt 3やUSB Type-Cなどのインターフェースに対応している製品が多いです。これらのインターフェースは、高速なデータ転送速度を実現することができ、M.2 SSDの性能を最大限に引き出すことができます。
また、Mac対応のM.2インターフェイスカードの中には、Boot CampやParallelsなどの仮想化ソフトに対応している製品もあります。これらのソフトを使えば、Mac上にWindowsなどのOSをインストールして利用することができます。
Mac対応のM.2インターフェイスカードは、MacでM.2 SSDの性能を最大限に活かしたい方や、WindowsなどのOSを仮想化して利用したい方におすすめです。
M.2インターフェイスカードは、M.2 SSDを接続し、ストレージの高速化を実現するだけでなく、RAID対応やMac対応など、様々な機能を搭載することで、PCライフをより快適なものにしてくれます。
機能をしっかりと比較検討し、自分に合ったM.2インターフェイスカードを選びましょう。
まとめ
M.2インターフェースカードは、デスクトップパソコンにM.2 SSDの増設を実現し、ストレージ性能を飛躍的に向上させることができます。
今回ご紹介した13製品は、それぞれ異なる特徴や機能を持っているので、ご自身のニーズに合ったものを選ぶことが重要です。
M.2インターフェースカードの選び方のポイントは以下の通りです。
【M.2インターフェースカードの選び方】
- 必要なM.2 SSDの数: M.2 SSDを何枚搭載したいかによって、必要なスロット数の異なるカードを選ぶ必要があります。
- 対応するM.2 SSDの規格: M.2 SSDには、NVMeとSATAの2つの規格があります。使用するM.2 SSDの規格に対応しているカードを選びましょう。
- 冷却性能: M.2 SSDは発熱が多いため、冷却性能の高いカードを選ぶことが重要です。特に、M.2 SSDを複数枚搭載する場合は、ファン搭載のカードがおすすめです。
- 価格: M.2インターフェースカードは、数千円から数万円まで幅広い価格帯で販売されています。予算に合わせて選ぶようにしましょう。
M.2インターフェースカードは、PCのパフォーマンスを向上させるための効果的な手段です。
今回ご紹介した内容を参考に、ご自身に最適なM.2インターフェースカードを選んでみてください。
製品の選び方が、よくわかったわ!
複数のM.2 SSDを搭載できる製品が、よくわかったよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
M.2インターフェースカードについて、少しでも理解を深めていただけたのであれば幸いです。
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